間質血管細胞群
(SVF)再生医療

間質血管細胞群(SVF)
再生医療とは

間質血管細胞群(SVF)再生医療は、自己由来の脂肪組織から取得された間質血管細胞群(Stromal Vascular Fraction, SVF)を利用して、組織の再生や治癒を促進する医療アプローチです。

SVFにはさまざまな細胞が含まれており、特に脂肪組織中の血管周囲に位置する幹細胞や血管内皮細胞が重要な役割を果たしています。SVFは、脂肪組織を取得した後に処理され、その中から有益な成分が取り出されます。

SVF再生医療は、特に組織の再生や治癒が必要な状態に対して応用されます。例えば、関節の変性疾患、慢性創傷、美容整形などが挙げられます。
治療を検討する際には、経験豊富な医師との相談が重要です。

間質血管細胞群(SVF)再生医療の特長

  • 患者自身の脂肪組織から抽出された細胞を利用することで、拒絶反応の心配が軽減される可能性があります。
  • 幹細胞や血管内皮細胞が濃縮されているため、再生や修復を促進し、組織の健康をサポートします。
  • 治療部位への細胞の注入も比較的簡便で、外科手術ほどの大きな傷が残りません。
  • 関節の変性疾患、慢性創傷、美容整形など、多くの領域で利用できます。

間質血管細胞群(SVF)
再生医療の治療内容

治療の流れ

① カウンセリング

まず患者様のご希望をしっかりとヒアリング。その上で、医師から今回の目的や治療 内容、安全性などをご説明させていただきます。また、患者様の状態も診断いたしま す。

カウンセリング

② 脂肪採取

局所麻酔の上、下腹部、お尻、内腿など目立たないところに3mm程度の切開を加え、 カニューレを挿入して40~50mlの脂肪細胞を採取します。 採取後は、自然に溶ける糸で縫合します。後日の抜糸は不要です。 局所麻酔~縫合まで、所要時間は約40分です。

脂肪組織の採取

③ SVFの作成

院内で細胞濃縮洗浄システム装置にかけて SVFへと加工します。 SVFの作製に要する時間は、約120分です。この時間は院外へ外出することも可能です が、原則として院内でお休みいただきます。

脂肪細胞とSVF細胞を抽出します。

④ SVFの移植

SVFが完成次第、膝など患部へと注入します。 注射後は約15分程度、安静にしていただきます。

症状に応じて脂肪細胞、またはSVF細胞を注入します。

費用

720,000円(税込)
(SVF+脂肪移植)

リスクと副作用

痛み、腫れ、赤み、熱感、感染症、創部の色素沈着