動脈硬化の幹細胞治療について | 症状や原因も併せて解説

公開日 2025.06.30 更新日 2025.07.01
動脈硬化の幹細胞治療

動脈硬化は現代社会において大きな健康リスクの一つです。血管が硬くなり、狭くなることで血液の流れが悪化し、心筋梗塞や脳梗塞など深刻な合併症へつながる可能性があります。従来の対策としては生活習慣の改善や薬物療法が中心でしたが、近年、再生医療の一つである「幹細胞治療」が動脈硬化の原因に直接働きかける選択肢として注目されています。本記事では、動脈硬化の基礎知識や症状・原因を解説し、幹細胞治療がどのように血管を再生・修復し、合併症のリスクを低減するかについてご紹介します。

動脈硬化とは

動脈硬化とは、動脈の内壁にコレステロールや中性脂肪などの脂質が蓄積し、血管が弾力性を失って硬く・狭くなる状態を指します。血管内にプラークと呼ばれる塊が形成され、それが破裂すると血栓ができやすくなるなど、血流障害が進んで重大な心血管イベントにつながる恐れがあります。 加齢や生活習慣(喫煙や食習慣、運動不足)をはじめ、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの基礎疾患が動脈硬化を促進させる主な原因となります。*1

*1 参考:朝日生命ネット保険

動脈硬化の症状

動脈硬化そのものは初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、血管がかなり狭くなるか、プラークが破裂して血栓が発生すると、以下のような合併症や症状が出現する場合があります。

  • 狭心症や心筋梗塞:冠動脈が閉塞しかけると狭心症、完全に詰まると心筋梗塞。胸の痛みや圧迫感が特徴的。
  • 脳梗塞:脳内動脈の閉塞により、突然の片麻痺や言語障害を引き起こす。
  • 末梢動脈疾患(PAD):下肢動脈が狭窄し、歩行時の足の痛みや潰瘍形成などが起きやすい。
  • 腎機能障害:腎動脈の狭窄が進むと高血圧の悪化や腎不全を引き起こすことがある。

動脈硬化が進行すると症状が突然現れるケースが多く、定期的な検診やリスク因子の管理が非常に大切です。*2

*2 参考:NHK

動脈硬化の原因

動脈硬化を引き起こす要因は複数あり、主なものは以下の通りです。

  • 高血圧:動脈にかかる圧力が高いと血管壁に負担がかかり、内皮細胞が傷つきやすい。
  • 脂質異常症:LDLコレステロールや中性脂肪の増加がプラーク形成を促進。
  • 糖尿病:高血糖状態が血管内皮を傷つけ、動脈硬化を進行させる。
  • 喫煙:ニコチンや一酸化炭素などが血管を収縮させ、動脈硬化を加速。
  • 肥満・運動不足:カロリー過剰摂取や筋力不足が脂質代謝を悪化させ、動脈硬化リスクを高める。
  • 遺伝的要因:家族に心血管疾患が多い場合は、遺伝子的に動脈硬化が進みやすい傾向がある。

こうした要因が長年にわたり重なることで、血管内にプラークが蓄積し、柔軟性を失った動脈壁が狭く・硬くなるという状態に至ります。*3

*3 参考:NHK

動脈硬化に対する根本治療として幹細胞治療が期待できる

動脈硬化に対する治療法として、現在幹細胞の活用が注目を集めています。

ここでは、そもそも幹細胞とは何か、幹細胞治療のメリットなどを解説していきます。

幹細胞治療とは

動脈硬化の治療はこれまで生活習慣の改善や薬物療法、狭窄部位に対するカテーテル治療(ステント留置)やバイパス手術などが中心でした。近年、再生医療の一つである幹細胞治療が、壊れた血管を修復し、新たな血管形成を促す選択肢として注目されています。幹細胞には自己複製能と多分化能、サイトカイン分泌による炎症抑制や血管新生など多面的な働きが期待され、動脈硬化の根本改善を狙う可能性が示唆されています。

幹細胞治療のメリット

動脈硬化に対する幹細胞治療が期待される主なメリットは以下の通りです。

  • 血管新生の促進:幹細胞が成長因子を分泌し、詰まった血管に代わる新たな微小血管を生成する可能性。
  • 炎症抑制:幹細胞が免疫バランスを調整し、血管壁の炎症を抑えることで動脈硬化の進行を抑制。
  • 副作用リスクが低め:自家由来の幹細胞を使用する場合、拒絶反応や大きな副作用が比較的少ないと考えられている。
  • 生活習慣改善との相乗効果:幹細胞治療を行いながら、食事・運動療法や薬物療法を続けることで、より効果的な血管ケアが期待できる。

幹細胞治療が効果的な理由

幹細胞が持つ多様な生理活性は、動脈硬化の進展を止めるだけでなく、損傷した血管内皮を修復し、新しい血管網を作り出す可能性があるとされています。具体的には以下のメカニズムが注目されています。

  • 血管内皮細胞への分化:幹細胞が血管内皮細胞に分化し、損傷部分を置き換える可能性。
  • サイトカインによる炎症抑制・免疫調整:幹細胞が分泌する物質が血管の炎症を鎮め、内皮機能を改善。
  • 血管新生(アングiオジェネシス):幹細胞や成長因子が微小血管の形成を促進し、狭窄部以外から迂回血管を発達させる。

ただし、すべての患者で確実な効果が見られるわけではなく、研究段階も含めて個人差や病状、リスク要因の管理が治療結果に影響を与えます。

医療法人社団紘朗会 再生医療部門での治療の流れ

医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、動脈硬化に対する幹細胞治療を以下のステップで進めています。

  1. 初回カウンセリング・検査:患者の病歴や症状、血液検査や血管撮影などを通じて動脈硬化の状態を評価し、幹細胞治療の適応を慎重に検討。
  2. 幹細胞の採取・培養:自家細胞を使用する場合、骨髄や脂肪などから幹細胞を採取し、クリーンルームで増殖・培養。安全性と品質を確認。
  3. 治療計画の策定:投与方法(点滴・カテーテルなど)、回数や投与スケジュールを患者の病状に合わせて決定。生活習慣改善や併用薬との統合的アプローチも含める。
  4. 幹細胞投与・フォローアップ:実際に幹細胞を体内に導入した後は、定期的に血液検査や画像検査をフォローアップ、動脈硬化の進行度を他院医師と連携することも可能です。

幹細胞に寄る動脈硬化治療の可能性

脈硬化は、加齢や生活習慣、基礎疾患などの複合要因で血管が硬く狭くなり、心筋梗塞や脳梗塞など深刻な合併症を招く恐れがある病態です。幹細胞治療は、血管新生や炎症抑制など多面的な作用を持つため、動脈硬化に対する新たな根本治療の選択肢として期待されています。医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、患者の状態に合わせた幹細胞治療を提案し、動脈硬化の進行を食い止めるだけでなく、血管機能や血流の向上を目指します。

医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*4

幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。最良の結果を最適化するために、ご希望の場合は、生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用することも可能です。

*4 出典:厚生労働省

東京の幹細胞治療クリニック 医療法人社団紘朗会 再生医療部門


①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。

②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。

③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650

④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。

幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)

幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。

⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。

⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。

⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。

⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。

⑩再生医療等提供計画の届出

本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。

厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号