
パーキンソン病は脳内の神経伝達物質ドーパミンの不足により、手足の震えや筋強剛などが生じる進行性の神経変性疾患です。薬物療法を中心に治療が行われますが、近年は幹細胞治療のような再生医療が新たなアプローチとして期待されています。本記事では、パーキンソン病の症状・原因や治療法を解説し、幹細胞治療の特徴やメリットにも触れます。
手足の震えや動作が遅くなる症状が徐々に進行して日常生活に支障をきたす「パーキンソン病」は、高齢化社会とともに患者数が増えつつある難病の一つです。薬物療法が一般的な治療手段ですが、患者の体質や病状によっては十分な効果を実感できない場合もあり、治療法の開発が進められています。
近年、再生医療の分野である幹細胞治療が、パーキンソン病の進行抑制や症状改善の新たな選択肢として注目を集めています。本記事では、パーキンソン病の基礎知識として症状や原因を解説し、従来の治療法の概要や幹細胞治療への期待を紹介します。少しでも病状を改善し、生活の質を高めるためのヒントとして、ぜひご一読ください。
パーキンソン病は、脳内の黒質と呼ばれる部分でドーパミンを分泌する神経細胞が変性・脱落し、ドーパミン不足によって運動機能に障害が生じる進行性の神経変性疾患です。日本では約20万人を超える患者がいると推定され、高齢化に伴い今後も増える傾向が指摘されています。
主に40歳以上で発症することが多く、運動症状だけでなく自律神経や認知機能への影響が出る場合もあります。国が指定する特定疾患(難病)として医療費助成の対象になっている疾患の一つです。*1
*1 参考:難病情報センター
パーキンソン病の症状は「運動症状」と「非運動症状」に大別できます。進行度や個人差によって現れ方は異なりますが、代表的な症状としては以下のものが挙げられます。
【運動症状】
【非運動症状】
初期には手の振戦や軽度の筋強剛など運動症状が目立ちますが、進行に伴って姿勢保持や歩行が困難になることが多いです。*2
*2 参考:大塚製薬
パーキンソン病は、脳の黒質にあるドーパミンを分泌する神経細胞が減少し、ドーパミン不足になることで起こります。
しかし、なぜ神経細胞が変性するかは完全には解明されていません。一部では遺伝的要因や環境要因(有害物質への曝露など)が関わるケースがあると考えられています。 また、脳内で異常たんぱく質(α-シヌクレイン)が蓄積することが神経細胞死と関連していると推測されており、レビー小体と呼ばれる構造が神経細胞内に形成されるのが特徴です。*3
*3 参考:近畿大学病院
パーキンソン病の治療は、主にドーパミンを補充する薬物療法やリハビリテーション、症状が進んだケースでは深部脳刺激療法(DBS)などが行われます。ただし、これらは症状のコントロールを目的とするものであり、病気の進行を止めたり神経細胞を再生させる根本的な治療とは限りません。
そこで近年注目されているのが、幹細胞治療による再生医療です。幹細胞が損傷したドーパミン産生細胞を補完したり、脳の神経環境を改善する可能性があると期待されています。
幹細胞治療は、細胞を形成する基となる「幹細胞」を利用し、損傷した組織や臓器を修復・再生する医療技術です。脳神経領域では、幹細胞を点滴などの形で体内に投与し、脳や神経の損傷部位に誘導して修復を促す方法が研究されています。 特にパーキンソン病では、ドーパミンを分泌する神経細胞が大きく減少、また、機能が低下しているため、幹細胞を神経細胞へと分化させ、失われた機能を補うことが理論上可能と考えられているのです。
幹細胞治療の利点は以下のように整理されます。
幹細胞は神経系だけでなく、血管や免疫系にも作用し、脳内の微小環境を整える働きがあるとされます。これにより、ドーパミン神経の残存機能を維持したり、炎症を低減して病変部位の進行を抑える可能性があります。
ただし、すべての症例において効果が立証されているわけではなく、治療成果には個人差がある点に留意が必要です。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、パーキンソン病を対象とした幹細胞治療を以下のプロセスで実施しています。
パーキンソン病は、主に脳内のドーパミン不足によって運動障害や非運動症状が徐々に進行する難病です。従来の治療としては薬物療法やリハビリ、DBSなどがあり、症状コントロールを中心に対処してきました。しかし近年は再生医療の進歩により、幹細胞治療という新たな選択肢が検討され始めています。 幹細胞治療は、神経細胞の再生や脳内環境の改善を目指すことで、パーキンソン病の進行を抑えたり症状を軽減する効果が期待されています。まだ研究段階であり、すべての患者に適用できるわけではありませんが、将来的な根本治療への道として注目されています。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*4
幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。最良の結果を最適化するために、ご希望により生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用することがあります。
*4 出典:厚生労働省
東京の幹細胞治療クリニック 医療法人社団紘朗会 再生医療部門
①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。
②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。
③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650
④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)
幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。
⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。
⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。
⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。
⑩再生医療等提供計画の届出
本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号