
更年期は、女性が閉経を迎える前後の時期に経験する体調変化や、心身のバランス崩れが生じやすい期間です。この時期に発症するさまざまな不調を総称して「更年期障害」と呼びます。ほてりや発汗、不眠、気分の落ち込みなど、その症状は多岐にわたる一方、個人差も非常に大きいのが特徴です。
従来の治療としてはホルモン補充療法(HRT)や漢方薬などが用いられていますが、近年、体の内部から細胞を再生・活性化させる幹細胞治療が、新たな選択肢として注目されています。
今回は更年期障害の原因と症状を整理し、幹細胞治療がどのように根本改善をもたらす可能性があるかを解説します。
更年期障害とは、閉経をはさんだ約10年(40代半ば~50代半ば)で、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の急激な減少により起こる体や心の不調を指します。卵巣機能が低下し、ホルモン分泌量が乱れると視床下部や下垂体を通じたホルモンコントロールに影響し、自律神経系や代謝、精神面など、全身に多彩な症状があらわれます。
エストロゲンは、女性特有の月経・妊娠機能だけでなく、骨や血管を保護し、肌や髪の健康維持にも関与しています。更年期にエストロゲン・プロゲステロン量が急減することで、これらの機能が一挙に揺らぐのが更年期障害の背景となります。 *1
*1 参考: Hisamitsu
更年期障害の症状は、「のぼせ」「発汗」などの身体的症状から「イライラ」や「不安感」などの精神的症状まで幅広く、以下のような具体例が挙げられます。
【身体的症状】
【精神的症状】
これらの症状が同時に発現し、個々人で強弱や組み合わせが異なるため、初期のうちは更年期障害とは気づかずに疲れやストレスと勘違いされることもあります。*2
*2 参考:富田産科婦人科クリニック
更年期障害の主たる原因は、卵巣機能の低下によってエストロゲン・プロゲステロン分泌が急激に減少することです。体が急なホルモン環境の変化に対応しきれないため、自律神経や精神面に不調が生じます。
また、以下の要素が加わることで症状が深刻化する場合があります。
これらが複合的に作用して更年期障害の症状を引き起こすため、個人差が非常に大きいという特徴があります。*3
*3 参考:大塚製薬
更年期障害の治療薬として、幹細胞の活用が期待されています。
ここでは、その背景を詳しく紹介していきます。
更年期障害の治療で今注目されているのが「幹細胞治療」で、自己複製能と多分化能を持つ幹細胞を投与し、組織の修復・再生を目指す再生医療の一形態です。幹細胞がエストロゲン・プロゲステロン分泌を直接回復させるわけではないにしろ、細胞間シグナルの調整や抗炎症作用によって体の恒常性を改善する可能性が指摘されています。
幹細胞治療が更年期障害で注目される理由として、以下のメリットが考えられます。
幹細胞治療は、体内で新たな細胞を作り出すだけでなく、分泌される成長因子や免疫調整物質を通じて、体のバランスを総合的に整えると考えられます。更年期障害では、自律神経・免疫系・ホルモンバランスの乱れが複合的に症状を引き起こしているため、多面的なサポートが理想です。 幹細胞が損傷や老化の進んだ組織を再活性化し、炎症や免疫異常を抑えることによって、全身的な改善が期待されるのが幹細胞治療の特長です。ただし、効果の実感や期間は個人差が大きく、臨床的に確立された治療とは限らないため、専門医のカウンセリングや診断が欠かせません。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、更年期障害を対象とした幹細胞治療を以下のステップで行っています。
更年期障害は、女性ホルモンの急激な減少による複数の症状が同時に発生するため、従来の対策では症状の緩和が主な目的となっていました。近年、幹細胞治療が再生医療の一つとして、細胞レベルから身体バランスを整える新たなアプローチとして注目されています。 医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、患者一人ひとりの症状や生活状況に合わせて、幹細胞治療を含む包括的な更年期障害ケアを提案しています。当院では、患者様の血液検査を分析し、化学構造式が人間の持つホルモンと同一の、生物学的同一ホルモン補充療法と、幹細胞治療を行うことで患者一人一人に最適な治療を行い、数か月ごとにフォローアップ致します。また、必要な場合には、ペプチド療法を行うことも可能です。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*4
*4 出典:厚生労働省
東京の幹細胞治療クリニック 医療法人社団紘朗会 再生医療部門
①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。
②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。
③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650
④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)
幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。
⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。
⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。
⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。
⑩再生医療等提供計画の届出
本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号