関節炎の治療法について | 症状や原因も併せて解説

公開日 2025.06.26 更新日 2025.06.30
関節炎の治療法

手や膝の関節が痛んだり、赤く腫れて思うように動かせない「関節炎」。慢性化すると日常動作が制限され、生活の質(QOL)が大きく損なわれる恐れがあります。リウマチや変形性関節症など、関節炎には多種多様な種類と原因があり、痛みを抑えることも大変なケースが少なくありません。
しかし近年、身体の細胞を再生・修復する「幹細胞治療」が注目され、関節炎の根本的な改善を目指す選択肢として期待されています。本記事では、関節炎の症状と原因、一般的な治療法を整理したうえで、幹細胞治療がどのように関節の修復や痛みの緩和に働きかけるのかを解説します。

関節炎とは

関節炎とは、何らかの要因で関節に炎症が生じ、痛みや腫れ、運動制限を引き起こす病態の総称です。体内には多くの関節が存在しますが、特に体重負荷のかかる膝や股関節、また手や指の関節などで発症しやすいといわれています。 炎症によって関節包や軟骨、周辺組織が損なわれると、日常生活に支障をきたすことが多く、早期の適切な対処が重要です。主なタイプとしてはリウマチ性関節炎や変形性関節症、痛風などが挙げられます。*1

*1 参考:間庭整形外科

関節炎の症状

関節炎に共通する主な症状は以下の通りです。

  • 痛み(関節痛):炎症による刺激や軟骨の摩耗により、動作時はもちろん、重症化すると安静時にも痛む場合がある。
  • 腫れ・熱感:炎症が起こると関節部位が腫れて熱をもち、皮膚が赤くなることがある。
  • こわばり・運動制限:朝起きたときなど、長時間静止していた後に関節が硬くなる「朝のこわばり」が特徴的。動きが制限され、痛みを伴う。
  • 関節の変形:慢性的に炎症が続くと軟骨が破壊され、関節が変形・変位する。特に変形性膝関節症などでO脚、リウマチで指の変形が起こりやすい。
  • 全身症状(リウマチなど):リウマチ性関節炎では発熱や倦怠感など、全身的な不調を伴う場合も珍しくない。

症状の進行度や現れ方は個々のケースで異なり、症状が軽微なうちに対策を行うことで進行を防ぎやすくなります。*2
*2 参考:OMRON

関節炎の原因

関節炎の原因は多岐にわたります。代表的には以下の要素が挙げられます。

  • 加齢・軟骨の摩耗:年齢とともに軟骨がすり減り、炎症や痛みが生じる。変形性関節症などが典型。
  • 自己免疫異常:リウマチなど免疫システムが自分の組織を攻撃することで関節炎を起こす。
  • 肥満・過度な負荷:膝や股関節などに大きな荷重がかかり、軟骨が傷つき炎症につながる。
  • ウイルス・細菌感染:痛風や感染性関節炎のように関節内部が感染や結晶形成で炎症を起こす。
  • 遺伝的要因:家族性のリウマチや変形性関節症など、遺伝子の影響があるケースもある。

これらの原因が単独または複数組み合わさり、関節周辺の組織を破壊して痛みや変形を引き起こします。*3
*3 参考:アリナミン製薬

関節炎に対する根本治療として幹細胞治療が期待できる

現在、関節炎に対する治療法として幹細胞治療が期待されています。

ここでは、その背景を紹介します。

幹細胞治療とは

幹細胞治療は損傷を受けた組織を補修・再生させる再生医療の一つとして注目され、軟骨や骨への分化・増殖、成長因子の分泌による組織修復のサポートなど、多面的なメカニズムで関節炎の原因に迫る可能性があります。

幹細胞治療のメリット

関節炎における幹細胞治療のメリットとして、以下が挙げられます。

  • 軟骨修復・再生の可能性:従来の治療では不可能とされた軟骨組織の再構築を目指すことで、症状の根本改善が期待される。
  • 副作用が比較的少ない:自家由来の幹細胞を用いる場合、拒絶反応や重篤な副作用リスクが低いと考えられている。
  • 複数の症状に多面的にアプローチ:幹細胞がサイトカインを分泌し、炎症抑制や血流改善など多角的に作用すると考えられる。
  • 長期的な効果の可能性:一時的な痛みの緩和にとどまらず、組織再生を通じた長期間の改善を狙える。

幹細胞治療が効果的な理由

幹細胞が軟骨細胞や骨、筋などに分化する能力を持つだけでなく、成長因子を分泌して炎症や免疫機能を調整する点が重要視されています。関節炎は炎症性因子が過度に働き、軟骨や周辺組織が破壊される病態なので、幹細胞がこの炎症ループを断ち切り、組織再生に寄与すると考えられます。 ただし、重症度や患者の体質によって効果の実感には個人差があり、研究や実績がまだ発展途上な面もあるため、充分な説明と理解を得たうえで治療を選択する必要があります。

医療法人社団紘朗会 再生医療部門での治療の流れ

医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、幹細胞治療を希望する関節炎患者に対して、以下のような手順で治療を進めています。

  • 初回相談・検査:症状や痛みの程度、過去の治療歴などをヒアリングし、レントゲンやMRI、血液検査で病態を正確に評価。
  • 幹細胞の採取・培養:骨髄や脂肪などから幹細胞を採取し、クリーンルームで増殖。厳格な品質管理のもと、安全性と効果が見込めるよう培養・調整を行う。
  • 治療プラン作成:患者ごとの症状や生活状況を考慮し、幹細胞の投与回数や併用療法(リハビリ・薬物療法など)を決定。
  • 幹細胞の投与:当院では全身幹細胞点滴、幹細胞関節内投与を行います。

幹細胞による関節炎治療の可能性

関節炎は、加齢や自己免疫異常、生活習慣など多様な要因で関節が炎症を起こし、痛みや機能障害を生じる疾患です。最近、特に重症例や慢性化したケースも対応できるとして注目されるのが、幹細胞治療という再生医療の一手法です。幹細胞の分化・増殖およびサイトカイン分泌作用が、軟骨や骨組織の修復を助け、根本的な痛みの軽減と機能回復を見込める可能性があります。医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、患者ごとの病態に合わせて幹細胞治療を提案し、長期的な視点で関節炎の改善を目指しています。

医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*4

幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。最良の結果を最適化するために、必要な場合には生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用する事が可能です。

*4 出典:厚生労働省

東京の幹細胞治療クリニック 医療法人社団紘朗会 再生医療部門


①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。

②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。

③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650

④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。

幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)

幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。

⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。

⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。

⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。

⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。

⑩再生医療等提供計画の届出

本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。

厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号