
「原因がわからない痛みが慢性的に続いている……」「怪我は完治しているのに、痛みがとれない」
もしかしたら、その原因不明の痛みは慢性疼痛かもしれません。
本記事では、慢性疼痛の症状と、痛みを引き起こす原因について詳しく解説します。
慢性疼痛とは、数か月から数年間にわたり慢性的に続く、痛みの特定が困難な症状を指します。
国際疼痛学会(IASP)では、以下のように定義づけされています。
Pain is an unpleasant sensory and emotional experience associated with, or resembling that associated with, actual or potential tissue damage. Chronic pain is pain that persists or recurs for longer than 3 months.
これまでは、痛みが6か月を超えても持続する病態を指すことがありましたが、現在では医療の発展により3か月を超えても持続する病態を、慢性疼痛とよぶケースが多いようです。*1
*1 出典:厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」P.16
患者さまが抱える慢性疼痛の鑑別診断を行う場合、根本的な病気の評価が必要です。
治療を効果的に進めるためには、病因を理解し、痛みの原因となる根本的な障がいや疾患プロセスの特定が欠かせません。*2
慢性疼痛に悩まされている患者さまに見られる症状や症候を、以下にまとめたので参考にしてみてください。
慢性疼痛患者さまに見られる痛み以外の症状や症候 *3
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痛みの種類 |
特徴 |
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侵害受容性疼痛 |
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神経の痛みによる疼痛 |
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心理的な要因による疼痛 |
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なお、難治化するケースにおいては、破局的な思考が関与している場合が多く、不動化や廃用といった徴候が現れることから、結果としてADLの低下を引き起こしてしまいます。
そのため、破局的な思考を改善することが、慢性疼痛の症状や徴候の改善につながる可能性があるといえます。*4
*2 出典:アメリカ国立衛生研究所「Chronic Pain」
*3,4 出典:厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」P.19
慢性疼痛は、症状の範囲が広いため、痛みが現れる箇所や、痛みの感覚は患者さまによって異なります。
たとえば、Aさんは背中にズキズキとした痛み、Bさんは指先にチクチクする痛み、といった具合です。*5
また、病期が長くなることで、多くの症状や徴候を伴う場合があります。*6
*5 出典:MSDマニュアル家庭版「慢性疼痛」
https://www.msdmanuals.com/en-jp/home/brain,-spinal-cord,-and-nerve-disorders/pain/chronic-pain
*6 出典:厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/000350363.pdf P.18
慢性疼痛の痛みの種類は多岐にわたるものの、主として侵害受容性疼痛、神経の痛みによる疼痛、心理的な影響による疼痛の3つ挙げられます。
主な痛みの種類と、その特徴を以下にまとめました。
慢性疼痛の分類別の痛みの種類と特徴
痛みの種類 特徴
侵害受容性疼痛 関節リウマチ、糖尿病、がんなどの疾病が引き起こす
特定の組織や臓器が損傷し、痛みが慢性的に続く
神経の痛みによる疼痛 帯状疱疹や交通事故などによる神経損傷が原因で発生する
神経の損傷により異常な信号が送られることによって生じる
心理的な要因による疼痛 ストレス、不安、うつ病などが原因で引き起こされる
神経機構が心理的な要因で乱れ、痛みが持続する
慢性疼痛の患者さまは、痛みが長引くと心理的な要因と循環的相互作用によって治療が難航し、重症化するケースもあります。*7
*7出典:厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/000350363.pdf P.19
慢性疼痛は非器質的要因が痛みを引き起こす要素として大きいことから、痛みをゼロに導くことは難しいとされています。*8
近年、慢性疼痛の根本治療が望める治療法として注目を集めているのが、幹細胞治療です。
ここからは、幹細胞治療の概要とともに、慢性疼痛の治療でどのような効果が期待できるのかを解説します。
*8 出典:厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」P.24
幹細胞治療とは、患者さまご自身の幹細胞を用いた再生医療のことです。
幹細胞には、皮膚や血液など、体内の異なる種類の細胞に分化する能力があり、治療対象となる組織や器官の再生の促進が期待できます。
この幹細胞が秘める再生能力を用いた再生医療により、損傷している組織の修復や痛みの軽減に寄与する可能性があるわけです。
人間の身体は200種類を超える細胞が、約600兆個集まってできています。
一つひとつの細胞はそれぞれ役割をもっているものの寿命が短く、日々死滅と、細胞分裂による増殖を繰り返しながら、組織を保っています。
しかし、幹細胞はさまざまな細胞に分化する可能性を秘めており、本来の機能を果たせなくなった細胞や、組織の修復・再生への寄与が期待できるのです。*10
この幹細胞の能力を最大限に活用した治療法が、幹細胞治療というわけです。
患者さまご自身から採取した脂肪細胞から抽出・培養した幹細胞を、またご本人に投与するので、信頼性・安全性が高い治療法といえます。*11
*10 出典:日本再生医療協会
*11 出典:日本再生医療協会
慢性疼痛における幹細胞治療のメリットは、根本治療が望めるという点です。
慢性疼痛は、怪我や病気が治っていると考えられている時期に、痛みだけ残るのが特徴です。
その痛みの程度と病気の状態が一致しないケースが多く散見され、慢性的な痛みを抱えることによる不安や抑うつなど、精神的な悪影響につながります。
幹細胞治療であれば、怪我や病気などで傷ついた組織を再生するため、痛みの軽減に寄与する可能性があるのです。
これまで、慢性的な痛みに悩まされていた患者さまにとって、根本治療が期待できるのは大きなメリットといえるでしょう。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省に認可された医療機関として、幹細胞治療を提供しております。*12
本記事でご紹介した慢性疼痛はもちろん、整形外科的損傷や自己免疫疾患、神経変性疾患、心臓病、糖尿病といった、さまざまな症例の治療効果が期待できます。
ここでは、医療法人社団紘朗会 再生医療部門における、幹細胞治療の流れをご紹介します。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門の幹細胞治療の流れ
幹細胞治療をご検討される患者さまには、まず具体的なご希望をお伺いしております。
患者さまの状態も診断させていただいたうえで、医師から再生医療の目的から治療内容、安全性まで、すべてご説明いたします。
その際の同意をもって、血液検査にて感染症の有無などを確認させていただき、脂肪の採取へと移る流れです。
脂肪は患者さまご希望の部位から少量の脂肪組織を採取しますが、小さな切開から採取するので、傷あとはほとんど目立ちません。
脂肪細胞から抽出した幹細胞は、すぐに細胞培養加工施設に送付し、徹底した陽圧管理のもと、クリーンルームにて培養が行われます。
培養期間は、初回6週間、初回以降は4週間です。
培養した幹細胞は、患者さまの体調を確認したのち、約1時間かけて静脈注射や静脈麻酔にて体内へと投与します。
幹細胞を体内に投与してからは、定期的に検診させていただき、状態の変化に応じて今後の方針をアドバイスいたします。
*12 出典:厚生労働省
本記事では、慢性疼痛の症状の種類や、症状を引き起こす原因について解説しました。
慢性疼痛を引き起こす要因は多岐にわたり、その症状が広範囲に及ぶため、症状を少しでも緩和し、根本治療を望むのであれば、組織の修復や痛みの軽減に寄与できる可能性がある幹細胞治療を選択しましょう。
治療は通常、患者さま自身から採取した幹細胞を使用するため、外科手術などの侵襲が少なく、リカバリーが比較的早いとされています。
さらに、個々の患者に適した治療法が提供される治療といえます。
ただし、幹細胞治療は一般的には安全性が高いと考えられていますが、リスクはゼロではないので必ず信頼できるクリニックで施術してもらいましょう。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*13
幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。
最良の結果を目指す目指すために、生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用いたします。
*13 出典:厚生労働省
①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。
②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。
③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650
④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)
幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。
⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。
⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。
⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。
⑩再生医療等提供計画の届出
本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号