慢性疼痛の治療法として根本治療が期待できる幹細胞治療とは

公開日 2024.08.21 更新日 2025.06.25

慢性疼痛に悩まされている方の数は、2023年3月24日時点で約2,315万人に上ると報告されています。*1
慢性疼痛はさまざまな要因で起こるものなので、その要因に応じて適切な治療を受ける必要があります。

 

本記事では、慢性疼痛の治療法の解説をメインに、根本治療が期待できる幹細胞治療の概要にも触れています。

 

*1 出典:日本政策気候(HGPI)慢性疼痛対策推進プロジェクト政策提言「集学的な痛み診察・支援対策の均てん化に向けて」

慢性疼痛とは

慢性疼痛は、国際疼痛学会(IASP)によって治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み、または進行性の非がん性疼痛に基づく痛みと定義されています。*2

 

慢性疼痛を発症する原因は多岐にわたり、生じた痛みによって侵害受容性疼痛、神経障害性による疼痛、心理的な影響による疼痛の3つに大別されます。*3
それぞれの痛みの種類と原因を、下記にまとめました。

 

代表的な慢性疼痛の種類

痛みの種類

原因や特徴

侵害受容性疼痛

  • ・関節リウマチや糖尿病、がんなどの疾患により引き起こされる
  • ・特定の組織や臓器が損傷し、その痛みが慢性的に続く

神経障害性による疼痛

  • ・帯状疱疹や神経損傷などが原因で引き起こされる
  • ・神経の損傷により、異常な信号が送られることで発生する

心理的な影響による疼痛

  • ・ストレスや不安、うつ病などにより引き起こされる
  • ・脳の痛みを抑える神経機構が、心理的要因で乱れ、痛みが持続する

 

慢性疼痛に悩まされている患者さまは、病期が長くなると痛み以外にも多種多様な症状・兆候を伴うことがあります。*4
日常生活に支障をきたすこともあるので、適切に治療を受けなければなりません。
治療に際しては、医師側に正確な病状を把握してもらうことが重要です。

 

*2,*3,*4 出典:国際疼痛学会(IASP)

 

幹細胞治療とは

幹細胞治療とは、幹細胞を用いた再生医療のことです。
患者さまご自身から採取した脂肪組織に含まれている幹細胞を培養し、静脈注射や静脈点滴などで体内に投与します。
この幹細胞のはたらきによって、機能の再生や生体機能の向上が期待できる治療法です。

 

人間の身体は、200種類以上、約60兆個の細胞が集まってできています。
これらの細胞には、一つひとつ役割があるものの寿命が短く、日々誕生と死滅を繰り返しています。
そのようななか、さまざまな細胞へと分化できる可能性をもつ細胞が幹細胞です。
幹細胞は機能不全になった細胞を修復し機能の改善をすることで、私たちの体に欠かせないものといえます。*11

 

この幹細胞の能力を最大限に活用した治療法が、幹細胞治療というわけです。
患者さまご自身の幹細胞を抽出・培養し、体内に戻すことで、損傷した組織の修復・再生が期待でき、老化などによる健康や美容の不調を改善できる可能性もあります。

 

*11 出典:一般社団法人 日本再生医療協会

 

幹細胞治療のメリット

幹細胞治療の最大のメリットは、自己複製能と分化能によって幹細胞がさまざまな細胞に複製、分化し、体の機能の回復が期待できる点です。
また、幹細胞は、患者さまご自身の脂肪から抽出するものなので安全性が高いと考えられています。*12

 

さらに当院の幹細胞治療は、生物学的同一ホルモン療法やペプチド療法といった内科療法と組み合わせることで、患者さまの転帰の最適化を図り、健康状態の向上が期待できます。

 

なお、幹細胞を用いる再生医療は、厚生労働省に認められた医療機関でしか実施できません。
治療の提供に際し、治療の妥当性や安全性、医師体制や細胞加工管理体制が厚生労働省によって厳しく審査されるので、許可を受けている医療機関は信頼性が担保されているといえます。

 

医療法人社団紘朗会 再生医療部門も、厚生労働省による認可を受けている医療機関の一つです。
エビデンスに基づいた治療を厳選し、患者さま一人ひとりに合わせた先端の再生医療をご提供いたします。*13
幹細胞治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

*12 出典:日本再生医療協会
*13 出典:厚生労働省

 

慢性疼痛に幹細胞治療が効果的な理由

幹細胞治療は慢性疼痛の根本治療が期待できるため効果的な治療法といわれています。

 

慢性疼痛の痛みは、範囲が広くはっきりとしないことから、痛みの根本治療までは難しいとされています。

 

その点、幹細胞治療であれば、幹細胞がもつ再生能力によって損傷している組織の修復や、痛みの軽減につながる可能性があります。
また、抗炎症作用により、炎症を原因とする慢性疼痛の軽減の寄与や、炎症を抑制し周囲の組織を保護する効果も期待できます。

 

幹細胞治療では、自己免疫性の慢性疾患に起因する、慢性疼痛に対する良い影響が期待できるというわけです。
治療に使用する幹細胞は患者さま自身が採取したものなので、一般的に拒否反応が起こらないとされており、一人ひとりに適した治療法の提供が期待できます。

 

医療法人社団紘朗会 再生医療部門での治療の流れ

医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、エイジングケアや慢性疼痛の治療に幹細胞治療を用いております。
ここでは、当院の治療の流れをご紹介します。

 

医療法人社団紘朗会 再生医療部門での幹細胞治療の流れ

  1. カウンセリング
  2. 事前血液検査(感染症検査)
  3. 脂肪の採取
  4. 幹細胞の培養
  5. 静脈内に投与
  6. アフターフォロー

 

慢性疼痛の幹細胞治療においては、まず患者さまの状態を診断し、ご希望をヒアリングさせていただいたうえで、医師から治療内容や安全性についてご説明いたします。
その際の同意をもって、感染症の有無を確認するための採血・検査を行い、問題がなければご希望の部位の脂肪を採取します。
脂肪は小さな切開から採取するため、傷あとはほとんど目立ちません。

 

採取した幹細胞は、すぐに細胞培養加工施設に送付して、徹底した陽圧管理のもとクリーンルームで培養を開始します。
初回の培養期間は6週間、初回以降の培養期間は4週間です。
その後、患者さまの体調を確認したのちに、約1時間かけて静脈内に培養した細胞を投与します。

培養後の幹細胞を体内に投与してからは、定期的な検診で状態の変化を確認し、その結果を踏まえて今後の方針をアドバイスいたします。

 

慢性疼痛の治療には、根本治療が期待できる幹細胞治療がおすすめ

今回は、エイジングケアや慢性疼痛の治療法として痛みの軽減に寄与する可能性のある、幹細胞治療について詳しくご紹介しました。

 

慢性疼痛の原因は多岐にわたり、症状に合わせて適切に治療を受ける必要があります。
現在は対症療法が一般的ですが、より効果的な治療法を検討するのであれば、根本治療が期待できる幹細胞治療がおすすめです。

 

慢性疼痛の幹細胞治療は通常、患者さまご自身から採取した幹細胞を使用するため、外科手術などの侵襲が少なく、リカバリーが比較的早いとされています。
さらに患者さまご自身からの採取により、お一人おひとりに適した治療法が提供される治療といえます。

 

ただし、幹細胞治療は一般的には安全性が高いと考えられていますが、治療の際に点滴した幹細胞の数が多すぎて、血管を塞ぐといった事例が起こる可能性はゼロではないので、幹細胞治療は必ず信頼できるクリニックで施術してもらいましょう。

 

医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*14

幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。

最良の結果を目指すために、生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用いたします。

 

*14 出典:厚生労働省 

 


①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。

②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。

③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650

④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。

幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)

幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。

⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。

⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。

⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。

⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。

⑩再生医療等提供計画の届出

本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。

厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号