
手や足のしびれ、痛み、筋力の低下などを引き起こす「末梢神経障害」。糖尿病や外傷などさまざまな原因によって発症し、症状が進むと日常動作が大きく制限されるケースもあります。これまでの治療は、痛み止めやビタミン剤などで症状を和らげることが中心でしたが、根本的に神経を修復するのは困難とされてきました。
近年、再生医療の一手法として幹細胞治療が注目を集めており、末梢神経障害に対しても神経再生を促す可能性が示唆されています。
本記事では、末梢神経障害の概要や症状、原因を整理し、従来の治療法との違いや幹細胞治療による新しいアプローチの流れを詳しく解説します。
末梢神経障害とは、中枢神経(脳・脊髄)から枝分かれし、体の各部位に信号を伝える末梢神経が損傷または機能不全を起こした状態を指します。手足や体幹の感覚・運動、あるいは自律神経など、多岐にわたる機能に影響を及ぼす可能性があります。 末梢神経には大きく感覚神経、運動神経、自律神経の3種類があり、いずれか、もしくは複数が障害を受けるとしびれや痛み、筋力低下、内臓の働きの乱れなどが出現します。進行すると生活の質が著しく下がり、医療的介入が不可欠になることもあります。*1
*1 参考:国立精神・神経医療研究センター
末梢神経障害における症状は、障害を受ける神経の種類や部位によって異なります。
主な症状は以下のとおりです。
こうした症状は緩やかに進行し、左右対称性に出ることが多いですが、原因によっては急速に悪化するケースもあります。*2
*2 参考:国立精神・神経医療研究センター
末梢神経障害は、さまざまな疾患や外的要因で引き起こされます。代表的な原因には以下が挙げられます。
こうした多岐にわたる原因のため、末梢神経障害の診断や治療は原疾患の特定や複数の専門領域との連携が欠かせません。*3
*3 参考:済生会
末梢神経障害の従来の治療としては、痛みやしびれの症状を軽減する薬物療法や、理学療法によるリハビリなどが行われます。
しかし、神経自体の再生を促す手段は限られており、症状の進行を抑えることはできても根本的な回復が難しいケースが多いです。 近年、この神経再生という切り口で注目されるのが「幹細胞治療」です。幹細胞治療は再生医療の一分野であり、壊れた神経を修復・再生する可能性を提供するとして期待が寄せられています。
幹細胞治療は、自己複製能と多分化能をもつ幹細胞を利用し、損傷した組織や臓器を修復・再生する再生医療の方法です。幹細胞は脂肪組織から採取し、培養や加工を経て患部近くや点滴で全身に投与します。 末梢神経障害においては、失われた感覚・運動機能を回復するために、幹細胞が神経系や支持細胞へと分化することで神経修復を促したり、成長因子を分泌して炎症を抑制しながら神経の再生をサポートするメカニズムが考えられます。
末梢神経障害における幹細胞治療の利点には以下の点が挙げられます。
幹細胞の特性である多分化能とサイトカイン分泌能が、末梢神経障害の再生を多面的に支えると考えられます。具体的には、損傷部位に誘導された幹細胞が新しい神経細胞や支持細胞に分化するほか、周辺組織で炎症を抑制したり組織修復を促す成長因子を放出することで、神経環境の改善が期待されます。
ただし、臨床研究はまだ進行中であり、患者の状態や病因、病期によって効果は異なります。十分な説明を受けたうえで適切な選択を行うことが重要です。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門では、末梢神経障害の患者に対して幹細胞治療を行う際、以下のプロセスを踏んでいます。
末梢神経障害はしびれや痛み、運動機能の低下など生活を大きく制限する症状を伴います。近年、再生医療の一分野である幹細胞治療が、多面的に組織再生を促す選択肢として浮上し、さまざまな神経系疾患への応用可能性が示唆されています。 幹細胞治療は、自己由来の細胞を用いることで副作用リスクが抑えられ、同時に組織修復や抗炎症効果など多方面の作用が期待できる点が魅力です。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門は、厚生労働省から認められた医療機関として、幹細胞を用いた再生医療を提供しております。*4
幹細胞治療にご興味のある方は、当院までご相談ください。
医療法人社団紘朗会 再生医療部門ではエビデンスに基づいた治療を厳選し、包括的な新しい治療方針で一人ひとりのお悩みに合わせた再生医療をご提供いたします。最良の結果を最適化するために、必要な症例には生物学的同一ホルモン補充療法やペプチド療法などの内服療法と幹細胞療法を組み合わせて使用することが可能です。
*4 出典:厚生労働省
①治療方法
ご自身の脂肪組織に含まれている幹細胞を取り出し、培養した上で、患部に局所注射又は点滴にて注入する治療法です。
②副作用リスク
脂肪採取時:内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕、注射部位の痛みなどを伴う可能性。
幹細胞投与時:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う可能性。
③連絡先
医療法人社団紘朗会 再生医療部門
東京都港区南麻布4丁目14-6 プレシャス18 5階
TEL:03-6277-4650
④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
幹細胞約1億個~1億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、1億以上に満たないことがございます。
1回 250万円(税込)
3回コース 720万円(税込) (分割の場合、1・2回目 250万円 3回目 230万円)
5回コース 1,150万円(税込) (分割の場合、1~4回目 250万円 5回目 150万円)
幹細胞約2億個~2億8000万個の培養
※個人の幹細胞の培養数により、2億以上に満たないことがございます。
1回 380万円(税込)
3回コース 1,110万円(税込) (分割の場合、1・2回目 380万円 3回目 350万円)
5回コース 1,750万円(税込) (分割の場合、1~4回目 380万円 5回目 230万円)
詳細はご相談ください。
⑤入手経路
幹細胞は提携CPCにて培養いたします。
⑥効能に関する国内の承認機器・薬剤の有無
効能に関する国内の承認薬剤はありません。
⑦安全性に関する諸外国の情報
安全性に関する諸外国の報告はありません。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
⑧未承認である旨
この治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
⑨未承認薬・機器
未承認薬・機器には、公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度)の適用はありません。
⑩再生医療等提供計画の届出
本治療は、再生医療等安全性確保法に基づき、厚生労働省へ再生医療等提供計画を届け出た上で実施しております。
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3210146号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230187号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3240017号
厚生労働省 第二種再生医療等提供計画 第PB3230218号